[明石かがやき]チューターの声 Vol.4 with 高松(マッティ)

高松さん(22)(チューターネーム:マッティ)

・開始時期
 2016年9月~

 

○身近だからこそ「伝わる言葉」

活動への参加のきっかけは何ですか?

働き出して見えたもの

きっかけは社会人として働きだして5年が経過したことです。仕事にも慣れ落ち着きが出てきた際に、改めて今の自分が置かれている環境を顧みてみると、周りの方々のおかげで、今の自分の生活環境が確立されていると気付いたんです。学生時代は勉強をしても社会で役に立たないと思っていた事も「勉強の仕方を学ぶ」という意味では、仕事にも通じる部分がありますね。

――確かにどんな環境で育つかも大事だということは、耳にしますね。

 

色んな知識を子どもたちに

また、勉強よりも人間性が大事ということが世間ではよく囁かれていますが、子ども達は今後、高校受験、大学受験、就職試験、資格試験等様々な場面で他人と競争しなければならない時期が来るので、最低限の教養は自立した社会生活を営む上でも重要です。私自身、子ども時代はこのような事を考えた事がなかったので、子ども目線でアドバイス出来るように、学校では教えてもらえない社会知識を含めて、子ども達と一緒に学ばせて頂きたいと思いました。

 

子どもたちと関わる中で心がけていることとは?

まっすぐだからこそ…

それは「言葉への配慮」と「友達になる」ということですね。子ども達は本当に純粋で、感じ取った事に対して素直な反応をしてくれます。

我々大人であれば、人生経験から【頭】で判断し内容の真意を汲み取ろうとしますが、子ども達は言われた事を【心】で判断します。

すなわち、我々大人であれば気にも止めずに流してしまうようなことも、子ども達は喜んだり悲しんだり、喜怒哀楽を表現するので、相手がどのように感じとるか考えて発言するようにしています。

「友だちになる」ということはどういうことか続きは次回お楽しみに!

 

友達のように接する心

2つ目の「友達になる」ですが、学習支援に参加している子ども達の多くは、勉強に対して苦手意識をもっています。

勉強は「勉めること」を「強いる」と書くように、強いられなければやらないのが普通であります。しかし、大人になるためには、やる時はやらなければなりません。

 

上記のような内容は教育のプロである学校の先生方が仰っている事ですが、なぜ子ども達には浸透しないのでしょうか?

理由はおそらく、「自分の将来に影響するという危機感」を感じにくいからだと思います。

皆さんも経験があると思いますが、学校の先生が仰っている事は「正論」ではありますが、どこか「他人事」のように聞こえてしまいます。

しかし、クラスメイトや友達といった自分と仲の良い人の言っていることには興味をもって聞くでしょう。そこで、私は子ども達との垣根を取り払い、友達の様に接する事を心がけて自分の言っている事の数%でも多く受け止めてもらえればと思っています。

――そうですよね、親しい人からの言葉は響きます。

  なんだか「すっ」と心に入ってくる感じがします。

  

活動を始められて3か月。感想をお聞かせください!

私は学習支援活動自体がとても楽しいです。普段は会社員として生活をしていて、特段目立った趣味もありませんが、学習支援活動を始めて約3ヶ月、自宅では教材の作成や効率の良い学習方法について模索する日々です。

とても飽き性で、三日坊主という言葉は私自身の為にあるような人間ですが、この活動は毎日が楽しく「活動日がもっとあったら・・・」と思う程です。

決して自分が教えるという優位な立場にあるからではなく、上記にも書きましたが「友達になる」ということが楽しみに繋がったのではないかと思います。22歳にしては落ち着きの無い自分・・・まるで友達に会えるような感覚で活動させて頂いてます。

――そんな姿勢は子どもたちにも伝わっていると思いますよ。

 

活動を通じて自分が変わったと思うことはありますか?

この質問に対しては、正直何が変わったとか明確な事は思いつきません。ですが、ちょっとだけ変わった点を挙げるなら、「良いと思ったことは発言する」という事が出来るようになりました。

例えば、子ども達と関わっていく上で、「褒める」ということはやる気を向上させる為にも重要だと思います。

しかし、大人になってから他人を褒めるという行為はどこか恥ずかしく躊躇してしまうものです。

ですが、良いと思っている事を言わないのはおかしい!!という結論に至り、最近は周りの方々の長所を探すことが出来るようになったと思います。(あまり大きな変化ではないですね  笑)

――それは、きっと十分大きな変化ですよ!

  これからも是非続けてほしいです。

 

これからチューターになりたいと思っている方へ!

これからチューターになりたいと思っている方は是非1度ご見学にお越しください。

自分に勉強を教える事が出来るのか?など、不安に思う事はあると思いますが、学習支援活動は塾ではありません。

「常識よりも良識」ということで、物事の良し悪しを教える事も大事なことです。常識は社会に出れば学ぶ機会がありますが、良識は小さい頃の環境によって培われます。良いと思ったことは躊躇せずに実行してみましょう。それで、子ども達が1%でも成長出来れば儲け物だと思います。

――勉強も大切ですが、「それだけ」に偏るとなんだか味気ないですよね。

  子どもたちには様々なことを自分の力にしてほしいです。

 

最後になりましたが、ご支援者へのメッセージです

 初めまして。チューターとして活動させて頂いております22歳の会社員です。遅れながら、子ども達の学習支援というとても意義のある空間を提供してくださっていることについて、御礼申し上げます。

正直な事を申し上げますと、皆様方のご支援によって活動する事が出来ているというのが現状であります。

私自身大変な若輩者であり、情けない話ですが、周りの方々のご協力がなければ何も出来ません。

改めて、支援して頂けるという状況が当たり前ではなく「特別な状態」ということを念頭におき、気持ちを新たに活動していく所存であります。

多くの皆様方に有意義に感じて頂ける活動になるよう、一同全力で取り組んでいきたいと思いますので、今後とも末永いお付き合いの程宜しくお願い申し上げます。

 

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本記事は12月1日〜12月31日にJapanGivingで行なっていたクラウドファンディングの支援者向け活動報告をWebサイトに転載しています。

兵庫子ども支援団体では様々な環境下におかれている子どもたちに学習のサポートや居場所を提供しています。
現在、明石市や加東市にて活動を行なっていますが、活動資金が不足しています。月々1,000円〜のマンスリーサポーターを募集しています!

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