こんにちは。
学生の頃、「次の漢字を読みなさい」という試験問題で答えが分らず、
「読みました」と書いた私、たたみが報告します。
今日も学習時間は一階の「淡々と学習」チームと二階の「とっとと宿題終わらせてヒャッホー」チームに分かれてるようです。何でしょうかこの落差。どこぞの豚まんが「あるとき」と「ないとき」?
二階のヒャッホーエリア。一台のタブレットを三人のわんぱくが覗いてる姿は、それがゲーム端末だったり、漫画雑誌だったり、宝の地図だったりしてもなぜか悪巧みに見えます。隣でМちゃんは先日完成したジグソーパズルの糊付けをしてます。図画工作が苦手だった私にはよく分かりませんが意外と楽しそう。
一階では個々人が頑張ってます。いいですね、こういう空気。
ある宮大工の棟梁が「若いもんが仕事を覚えるにはそこに『ひたる』ことが大事や」と言ってました。散漫でもなく、過剰な集中でもない静かな緊張感は確実に成長につながってます。なんだかあれに似てますね…「子どもの体は寝てる間に育つ」っていう(伝わってます?)。
私が担当したI君、先日の資格試験も終わったところですが、その分野の興味が尽きないようで古い資料のコピーを読んでます。聞くと、自分から学芸員に会いに行き、色々教えてもらったようで、資料はその時に貰ったものだそうです。これがなんと、その道の大家である学者さんの論文。ときどきスマホで調べながら難解な文章を読み解いていきます。I君それ、大学生が卒論書くときに参考資料にするやつやで。
一区切りついたところで英語にシフトしました。さっきまで『織豊系城郭』の分類を私に説明してくれてたのと同じ頭脳が現在進行形の不規則変化に苦戦してます。これ一見、「(学ぶ)順序が逆では?」とか「アンバランス過ぎやん」て思いませんか?
でも子どもってそもそもそういうところはあって、フラッシュ暗算のチャンピオンが跳び箱全然ダメだったり、卓球の天才小学生が「一番遊びに行きたいのはイオンモール!」だったり。私だって本職の分野ではそれなりの知識や経験はありますが、なんとかpay全然分からないので職場は現金オンリーです。私の理解者はもう「じゃいいですぅー」のオダギリジョーだけでしょう。
でも、得意なジャンルが苦手なものを引き上げることもあって、現にI君、興味すら持てなかった不規則変化をきちんと理解できたようです。
※こういった成長の兆候を私たちは訳知り顔で余裕をもって見ているわけではありません。子どもを信じる気持ちと、待つだけでは色々なことに間に合わなくなるんじゃないかという焦燥との間で、どこまで介入するのがベストなのか、日々考えながら向き合ってます。真剣に取り組んできたからこそ、久しぶりに英語を勉強するI君の姿を見たチューターりんりんさん、涙目になってます。
閑話休題。さて、アクティブラーニングではクリスマス近し、ということでガーランドづくりをしました!
……ガーランド?
語感から「焼き菓子の一種」か「変形可能な巨大ロボット」を想像しましたが、ここにはオーブンがないし、巨大ロボットを作れば近所迷惑になるでしょう。どうも正しくはクリスマスに室内を飾るもののようです。
無知をお許しください。なにしろ子どもの頃、近所のツリーを見て母に「うちはクリスマスせぇへんの?」って聞いたら
「あんな、サンタさんは、死んでん」
と言われた家の子なので。正解を知ってからは私もちゃんと作りましたよ伽藍洞。いやガーランド。
そうそう、「読みました」と書いた答案用紙、返ってきたら大きな✖の隣に赤ペンで
「聞こえません」
と書かれてました。浅◯先生、まさかその数年後に教育実習でお世話になるとは。先生、ふざけた教え子に成長の兆候はありましたか?