こんにちは。高校野球のサイレンは人間の声だと思ってました、たたみがご報告します。
今日の学習時間はチューターと児童が同じ人数で、「家庭教師のト○イ」の向こうを張るマンツーマン指導。ハイジとクララのように密接に、一人一人に寄り添う指導ができた…でしょうか、教えておじいさん。
私が担当したのは中学三年生のA君。かがやきではよく数学を勉強してます。今日は二次関数に取り組んでました。A君の佇まいには独特の「品」みたいなものがあって、椎名林檎さんが歌にしそうな「華奢で大きな手」で、お手本のような形でシャープペンを持ち、背筋が力みなく伸びてるんです。そんな彼が書くと、シンプルな二次方程式も高等数学に見えてきます。ほらあの、縦に長いSとか、分数の上下にルート記号があったり、大きなΣとかそんな感じのやつ(←文系の解像度)。正答率も高くてスピードも上がってきました。
小学生のB君は早めに学習目標をクリアし、チューターきむさんと静かに遊んでます。きむさんの凄いところは、遊び方にB君が兄弟でよくやる手指を使ったゲームを選んでるところで、、私にはよく分からないルールと面白さを把握してることです。大人の土俵の押し込むのではなく、「好きなことしてな」と放っておくのでもなく、自分から近づいていってるんです。
「大人は誰でも、最初は子どもだった (でもそのことを覚えている大人はほとんどいない)」
C君はとある検定試験の追い込みです。なかなかユニークな試験で、ユー○ャンの通信講座にもヒットしません。どこで見つけてきたんでしょう、Z世代おそるべし。
C君と知り合って三年ほど経ちましたが、その間彼の文字は綺麗になり、書き方が整理され、今は学習の仕方を自分なりに工夫して生み出すまでになってます。頼もしい限りで更なる成長を願いますが、身長だけは…もうちょっと、ゆっくりで…さすがに中学生に見下ろされるのは…。
と、静かに過ぎていく学習時間、2階の小学生チームから驚きの報告がありました。
構想四年、総制作時間不明のジグソーパズル『もののけ姫』が完成したんです!
サイズはでかいし、単調な色彩のパーツは多いし、これが完成するのはサグラダファミリアより後なんじゃないかと思ってました。小学生チーム、でかした!全かがやきが泣いた!
っていうか、「学習時間」。
アクティブラーニングはチューターわたさんがオリジナルのゲームを考えてきました。
「お絵描き伝言ゲーム」と「グーチョキパーしりとり」。とんでもないヤル気と独創性です。
あるバラエティー番組で鶴瓶さんが後輩芸人の冗談が面白くて「俺もこんなん言えるようになりたい!」って悔しがってましたけど、その感じよく分かります。「グーチョキパーしりとり」、僕が考えたことにしてほしい。
どちらもチーム戦なので熱くなりましたが(主に私が)、なんといっても特筆すべきは再びきむさんでしょう。
両手をパーにして何かを伝えようとする姿は、まるで何かが憑依したようです。若い世代は知らないでしょうが、私には彼が表現しようとしたカンガルーより「キョンシー」に見えて仕方がないです。腰痛持ちの体に鞭打って頑張ってくれました。
いつか私も子どもが楽しめて、最終的に私が勝つようなゲームを発明したいものです。